こんにちは!つばめグループです。
つばめグループでは、ご利用者様から

▶タクシーに関する体験談
▶タクシードライバーの魅力

など、様々なご意見を頂いております。
その一部を「コラム」として、ご紹介!
今回は、あまり知られていないタクシーの追加料金について紹介します。

飲み会帰りに注意したい「深夜料金」

飲み会によく参加する方は知っているかと思いますが、タクシーを深夜に利用すると「深夜料金」というものがかかります。
「夜に乗ると深夜料金で高くなる」ということは、ぼんやりと理解している方が多いかと思いますが「何時から何時まで」「日中と比べてどの程度上がってしまうのか」までは知らない方が多いでしょう。

まず、深夜料金がかかるのは

22時~翌朝5時まで
※一部地域は23時~翌朝5時まで

です。
深夜料金の時間はタクシー会社が自由に決められる訳ではなく、地域の運輸局が決定しています。
地域によって22時からなのか、23時からなのかは異なるためタクシー会社のホームページで確認すると良いでしょう。

次に、日中との差額を見ていきましょう。

深夜料金=日中料金の2割増し
※メーター料金が2割上がる訳では無く、メーターが上がるまでの距離が2割短くなる

多くの方が勘違いしやすいのですが、深夜料金はメーター料金が高くなっている訳ではありません。
深夜の時間帯はメーターが上がるまでの距離が2割短くなってしまい、結果的に料金が2割増しているということになっています。

深夜料金が発生することに不満を持つ方も多いかもしれませんが、深夜料金は労働基準法によるものです。
正社員やアルバイトなどで勤務する際、深夜の時間帯は給料が上乗せされます。
上乗せされる理由は労働基準法によって「深夜22時~翌朝5時の間の賃金は25%増しで支給しなければならない」と定められているため。
深夜料金の割り増し分は、タクシードライバーの深夜手当に充てられているということです。
ただ高くなっているのではなく、深夜まで働いてくれているタクシードライバーのための割り増しであることが分かれば、深夜料金に対する不満は少なくなるのではないでしょうか。

割り増し料金・追加料金は会社や地域によって異なる

「深夜料金がタクシードライバーの深夜手当になっている」ということは説明しましたが、稀に深夜料金を徴収しない会社も存在します。
決してタクシードライバーの深夜手当をつけていない訳ではなく、手当分を他の売上で賄っているのでしょう。

タクシーを普段使いする方は少ないため、料金について理解していないまま乗車するお客様は多くいます。
これから説明する「迎車料金」や「冬季割増料金」などは知らない方も多く、クレームにつながることは少なくありません。
タクシードライバーは、お客様に不信感を持たせず、理解していただけるよう、丁寧に料金について説明する必要があります。

まずは迎車料金からみていきましょう。

迎車料金:タクシーを乗車地点に呼ぶと加算される料金
・相場は200~400円程度
・降車時のメーターに上乗せされる

路上に停まっているタクシーや流しのタクシーではなく、電話でタクシーを呼んだ際にかかるのが迎車料金です。
お客様が乗っていない区間にも料金が発生することを知らないお客様は多く、支払い時に上乗せされていることに気づき、クレームに発展することがあります。
迎車料金がかからないタクシー会社もありますが、迎車料金は一般的な追加料金です。
利用するタクシー会社に迎車料金がかかるのかは事前に調べておきましょう。

次は、降雪地域では一般的な冬季割増料金です。

冬季割増料金:降雪により運転が困難になるために追加される料金
・降雪の多い地域限定の料金制度
・大体12~3月頃までが対象

関東地方や九州には馴染みのない冬季割増料金は、降雪地域限定の追加料金です。
降雪時には、普段以上に注意力が必要となり、技術力や体調管理、車体管理が必要となります。
降雪地域の観光地では冬季割増料金でクレームに発展することが多くなるため、ドライバーは丁寧に説明しなければなりません。

これら料金についての詳細は、タクシードライバーを目指すのであれば覚えておかなければならない基本知識です。
入社後の研修で説明されるため、きちんと覚えておきましょう。
個人タクシーとして活躍するのであれば、地域相場を下調べした上で値段を設定してくださいね。

タクシーアプリで利用者もドライバーも快適に

普段タクシーを利用しない方や、初心者ドライバーにとってタクシーの料金は複雑で分かりづらいと感じるかもしれません。
「料金について聞きづらい」と感じる方も多いですが、近年普及されているタクシーアプリを使えば、ドライバーも利用者も料金について悩む必要はありません。

名古屋市に限らず、全国的に多くの企業が導入しているタクシーアプリ。
これまでのタクシーといえば

・タクシー会社に電話をかけて配車依頼をする
・流しのタクシーをつかまえる
・駅前やショッピングモール前で待機しているタクシーに乗る

などが一般的でした。
しかし、タクシーアプリが普及したことで、スマホから簡単にタクシーの依頼が可能に。
時間や乗車位置を指定でき、目的地を入力しておくとおおよその利用料金を自動で計算してくれます。
割増料金についても自動で計算されるため、タクシードライバーが詳細に説明する必要はありません。
会計時のトラブルを避けるだけでなく、会計時間の短縮もできるため、タクシーの回転率向上も期待できます。

タクシーアプリによるドライバーのメリットは、会計だけではありません。
タクシーアプリがあれば、配車センターで車両の空き状況を判断し、均等に振り分けるため未経験のタクシードライバーでも安定して仕事が回ってきます。
流しの場合、どうしてもお客様の乗車していない時間が発生してしまいますが、タクシーアプリの普及によって「流しが必要なくなった」というタクシードライバーもいます。

利用者にとってもタクシードライバーにとっても利便性の高いタクシーアプリの普及によって、今後もタクシーを利用する人は増え、タクシードライバーに挑戦する方も増えていくかもしれませんね。

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