■体験日
2022 年 3 月 2 日 (水) 13 時 00 分 ~ 15 時 00 分

■概要
自動運転研究走行検証実験取材

場所:ナゴヤドーム周辺
時間:13時00分~15時00分

■目的
研究システムの評価確認のために自動運転車両を用いた評価検証「自動運転運転時代の次世代車内監視システム・ドライバー支援システム」の23年度製品化を目指し「ドライバー支援システム」「者内監視システム」連携によるAutowareとのシステム連携確認の為の検証走行

■感想
実際に自動運転中の後部座席に乗らせて頂いた感想としては「感動」の一言です。
車体に6つ導入されたセンサー(ライダー)とそれに付随するカメラが車体周辺の道路状況や対抗車、障害物を感知しモニター上に表示、また信号機の色等も読み取ることで道路状況に応じて減速・停止・車線変更等をPCが判断して自動で切り替わっている様子には技術の進化を感じました。

しかし、技術担当者の方(AISAN)にお話しをお伺いするとまだまだ課題点は多く
例えば、今回のAISANが行っている実証実験では事前にルートを読み込ませる必要があるため、全く初めての道である場合には自動運転が出来ない点であったり、信号機についても現在は色を読み込んでいるが、西日等の環境的要因によりご認識を起こす可能性は大いにあるとのこと
道路交通法や道路状況によってはマニュアルの介入(手動)が已む得なかったり等です。
また、現時点ではシステム上の課題もさることながら法律関連の課題も多いようで特に公道となると、それを管轄している団体によって自動運転ができる範囲に大きく差があるとのことです。

しかしそういったシステム上の課題に関しては、ゆくゆく初めて走る道であっても走りながらデータを読み込む技術や環境についても「自動運転」を前提としたインフラ化、自動運転に対応した道路の整備(スマートポール)や自動運転車両用の信号機の誕生等が進めば自動走行の実用化といった未来もそう先ではないのではないか、ということで未来への期待値が高まりました。

実際に自動運転検証にドライバーとして参加されている、あんしんネットあいちの森本主任に感想をお伺いしたところ
率直な感想として「怖さ」が一番大きいとのことでした。
事実実証実験中にAIのご認識や暴走が理由での事故が起きているとのことで、そのため自動走行中には自分が運転している時より更に集中して
周囲の様子に気を配らないといけない、と仰っておりました、しかしゆくゆくの自動走行の実用化に向けての期待値は高いとも仰っておりました。

今回自動運転の検証に参加させて頂けるとなり、事前に色々調べさせて頂く中で
「自動運転」への取り組みは様々な企業が行っておりその検証方法も様々とのこと、高速道路での実用化等は公道での実用化と比較すると進んでいる様子でした。
しかし自動運転の検証にタクシー会社として参入しているのはつばめタクシーグループしかないとおもいますのでこれを誇らしくおもうと共に
来る未来「タクシーの自動運転」に際してつばめグループでは、自動運転の実用化に伴なって更に幅広いお客様層及びサービス展開が見込めるのではないかとおもいました。