名古屋の街を走るつばめタクシー。
長年にわたり地域の移動を支えてきたこの事業は、いま「移動サービス」の枠を超え、地域そのものを支えるインフラへと変化しつつあります。

人口構成が大きく変わり、高齢化が進み、生活の中で「支えが必要な場面」が増えていく現在。
タクシー会社として何ができるのか。どのように地域へ貢献していくべきなのか。

その問いに本気で向き合い、答えをつくろうとしているのが TSUBAME MOBILITY PROJECTです。

このプロジェクトの核にあるのは、
「タクシーにできることを、もっと。」
という想い。

移動を支える企業だからこそできることを広げ、介護・生活支援・ITを掛け合わせ、地域の安心を守る仕組みを生み出す——
まずは、プロジェクトの核となる想いからお伝えします。

 

TSUBAME MOBILITY PROJECTってなぁに？ちょっと話を聞いてみる！

❚タクシーから“総合モビリティ企業”へ。つばめグループが描く新しい地域支援の姿

移動を支えてきた経験が、介護・生活支援への挑戦を生んだ理由

タクシーは単なる移動手段ではなく、利用者の生活に寄り添う存在です。
しかし、長年地域の声を聞き続けてきた現場では、

「外出したいけれど一人では不安」
「自宅の中のことを少しだけ手伝ってほしい」

という、生活の困りごとに触れる機会が増えていました。

そこで、こうした声に応えるために、つばめグループは訪問介護事業や保険外サービスへ領域を広げました。
移動を中心に据えながらも「生活を支えるサービス」へと進化することは、地域に必要とされる企業として自然な流れだったのです。

モビリティとケアをつなぐ基盤としての『TSUBAME MOBILITY PROJECT』

このプロジェクトは、介護・生活支援・移動支援を統合し、地域の暮らしを総合的に支える仕組みをつくる部署です。
訪問介護や保険外介助のサービスを提供するだけでなく、DXによる業務効率化や新サービスの開発など、未来の地域インフラを形作る役割を担っています。

タクシー会社が介護に取り組むのは珍しく見えるかもしれません。
しかし「人の生活を支える」という観点では、両者には共通点が多くあります。
移動を支えるプロとしての経験は、介護や生活サポートでも大きな価値を発揮します。

「タクシーにできることを、もっと。」が実現する未来のサービス像

プロジェクトの理念はシンプルです。
“タクシーができることを拡張し、地域の生活の隙間を埋める存在になる”。

移動だけでなく、生活の困りごとを解決する。
介護だけでなく、日常の安心を支える。
これまでの事業領域にとらわれない発想から、つばめグループは新しいサービスを生み出し続けています。

AIが介護の現場を変える。
OptiMind API連携による新しい配車効率化

従来の配車にあった課題と、DXを選んだ背景

訪問介護の配車計画づくりには、スタッフのシフトやご利用者の住所など、複雑な条件が絡み合います。
そのため、以前は営業所ごとに手作業で作成していたため、情報が分散し、移動距離のムダや負担の偏りが大きな課題でした。

スタッフの「もっと効率良く動けるはず」「負担を減らしたい」という声が積み重なり、業務の根本的な見直しが必要になりました。

全営業所の配車計画を一元管理できるAIシステムの仕組み

つばめグループは、株式会社OptiMindのAI配車システムとAPI連携を実現し、全営業所の訪問介護配車計画を一つのシステムで管理できる体制を整えました。
AIが考慮する要素は以下の通りです。

・スタッフの現在地と移動距離
・ご利用者の住所
・サービス内容と拘束時間
・スタッフごとのスキル情報

これらを総合して、最も効率的で負担の少ないルート を自動で割り出すことができます。

移動負担軽減・対応力向上につながる“効率化の本当の価値”

AI化の目的は「人の仕事を機械に置き換えること」ではありません。
むしろ逆で、
人が価値を発揮すべき時間を確保するための基盤づくりです。

実際に導入後は、移動負担が減ったことでスタッフの体力的負担が軽くなり、1日の対応数が安定するようになりました。
また、突発的な予定変更にも柔軟に対応できるようになり、ご利用者の満足度向上にも直結しています。

配車の効率化で生まれた余裕は、介護現場での手厚いサポートや『だれでも介助』のようなきめ細やかなサービス提供にも活かされています。

介護保険外サービス『だれでも介助』が生み出す、地域生活の新しい選択肢

保険制度ではカバーできない生活ニーズの増加

「少し家事を手伝ってほしい」
「病院に付き添ってほしい」
「買い物にだけ同行してほしい」
在宅介護の現場では、制度の枠からこぼれ落ちる小さな困りごとが増えています。
介護保険サービスで対応できない領域こそ、地域が今必要としている部分です。

外出・家事・見守りなど“幅広く寄り添う支援”が求められる理由

つばめグループの保険外サービス『だれでも介助』は、介護保険制度に縛られず生活支援を提供する取り組みです。
具体的には、
・外出時の付き添い
・買い物代行
・家事のサポート
・軽度の見守り
など、日常生活の幅広いニーズに対応しています。

住み慣れた地域で暮らし続けるために、つばめグループができること

介護保険外サービス『だれでも介助』があることで、ご利用者は“自分らしい生活リズム”を維持できます。
これは、介護の枠を超えた価値であり、地域社会が抱える課題を解決する大きなカギになります。

つばめグループは、移動と介助の両方を担える企業として、地域にとって欠かせない存在を目指しています。

移動×介護×生活支援×IT。
つばめグループだから実現できる社会的役割

タクシー会社の強みが、介護・地域支援で活きる場面

タクシー事業で培ってきた、
・安全運転
・迅速な状況判断
・接客の丁寧さ
・地域に精通した知識
これらの強みは、そのまま介護や生活支援でも活かすことができます。
モビリティ企業としての経験があるからこそ、“移動と生活支援の両立”が可能なのです。

つばめグループが目指すのは、介護が必要な方でも『だれでも介助』を通じて自由に外出できる社会の実現です。

効率化と人の温かさを両立するための仕組みづくり

AIで効率化を進めながらも、サービスの中心にあるのはやはり“人”。
テクノロジーで余裕を生み、それを利用者との関係構築に回す。
これこそがつばめグループが目指す介護・生活支援のあり方です。

スタッフを支える教育体制とキャリアの広がり

訪問介護、介護保険外サービス『だれでも介助』、配車、管理業務など、スタッフが活躍できる領域は拡大しています。
また、未経験者には丁寧な研修を、経験者にはスキルを活かせる場を提供し、
キャリアの幅を広げていく仕組みも整っています。

未来へ向けて——つばめグループが目指す地域インフラの姿

テクノロジーを活かした“次の一歩”に向けた取り組み

AIによる効率化や配車の最適化は、まだ始まりにすぎません。
今後は、データ活用や生活支援サービスの連携を深め、地域のあらゆる困りごとを解決できる仕組みへ発展していきます。

介護・移動・生活支援をつなぐ“地域の要”としての役割

つばめグループが目指すのは、単なる移動企業ではなく、地域住民が安心して暮らせる環境を支える“総合生活支援企業”。
モビリティを軸に、人々の生活全体を支える存在へと進化しています。

SNSと情報発信を通じて届ける、現場のリアルと価値

取り組みのリアル、スタッフの想い、現場で起きている変化などはSNSでも発信しています。
地域の方々に取り組みを“見える形”で届けることで、信頼と安心の輪を広げています。

✨YouTube

 📷Instagram

 TikTok：

https://www.tiktok.com/@tsubame.group?is_from_webapp=1&sender_device=pc

まとめ

TSUBAME MOBILITY PROJECTは、
「タクシーにできることを、もっと。」
という想いから生まれた、つばめグループの未来づくりの象徴です。

AIによる効率化、介護の枠を超えた『だれでも介助』などのサービス拡充、介護と移動の連携——
これらはすべて、地域の人々が安心して暮らせる環境をつくるための取り組みです。

つばめグループはこれからも、モビリティ企業としての強みを活かしながら、
介護・生活支援・移動サービスをつなぐ新しいインフラづくりに挑戦していきます

※本プロジェクトに関するプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000096555.html

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TSUBAME MOBILITY PROJECTとは 移動に自由とあんしんををテーマに、世界に移動の”自由とあんしん”を提供するプロジェクトです。 こちらのコラムでは、 「今、つばめではこんな取り組みをしているんだ」 「ドライバーからこんな仕事にもチャレンジできるんだ」 という内容をお届けしています！ 初めて見たよ！という方はぜひTSUBAME MOBILITY PROJECTのサイトものぞいてみてください♪